開発秘話|RAW SOUPができるまで 〜難しさとこだわり〜

「スープ一杯で、からだも心も整う」

そんな理想をカタチにするには、想像以上の時間と手間がかかりました。

RAW SOUPの開発は、ただ「美味しい」だけではなく、「からだに沁みわたる優しさ」を、一口で感じてもらうための挑戦でもありました。

「添加物を使わず、美味しさを引き出す」矛盾のようなミッション


今、世の中には“健康そう”に見える食品があふれています。

でも裏側を見ると、化学調味料や酵母エキス、香料など、自然とは言えない成分が多く使われているのが現実です。

RAW SOUPの出発点はここにありました。

「野菜だけで、美味しいものは作れないのか?」
「調味料に頼らず、野菜そのものの味で勝負したい。」


そんな問いから、私たちの開発はスタートしました。

最初の試作は「味がしないスープ」


わたしたちが掲げた「無添加・無調味料」という条件は、プロの料理人でさえ「それは無理だよ」と言うほど、料理としての難易度が高いものでした。

実際、最初に作った試作スープは、驚くほど「味がしない」。。

塩も油も使わない、うま味調味料もゼロのスープは、味の設計そのものを一から再構築する必要があったのです。

それでも諦めなかったのは、以前のMagazineの記事でも書かせていただいた通り、「からだが本当に欲しているものを届けたい」という信念があったからだと思っています。

提携する工場を探し交渉するところから多くの時間と工数を費やしていましたが、ようやく同じ志をもつ工場や担当いただく方々とプロジェクトを進められる状態になっても、まったくスタートラインに立てていない絶望感。。。

そんな中、本当に何度も何度も試作を繰り返し、素材の選定・切り方・火の入れ方・煮出し時間と、すべてをゼロから見直し進めていきました。

味の決め手は「野菜の相性」と「時間」


試作を重ねる中でたどり着けたことがあります。
RAW SOUPの旨みは、野菜同士の相性と時間をかけた引き出し方によって生まれています。


たとえば、野菜だし(ベジタブルブロス)のNo.01「GOLD」では、玉ねぎ・にんじん・セロリ・キャベツなど、旨みの層が異なる野菜を掛け合わせることで、まるで“そのまま飲める出汁”のような香り高くて奥深い出汁を実現しました。

ただ煮込むだけでは、味に「角」が立つ。逆に弱すぎても、ぼんやりする。ほんの数分の火加減や、素材の切り方の違いで、まるで違うスープになってしまう。
その“微差”を積み重ねることで、やっと「からだに沁みわたる」一杯が生まれたのです。



さらにRAW SOUPは、その時々に収穫した野菜を使用しているため、商品によっては若干の味の違いも生じます。その自然由来の素材のみで構成しているからこその違いも愉しんでもらえればと思っています。

冷凍でもなく、粉末でもない。レトルトという選択


RAW SOUPは、冷凍でもなく、粉末でもなく、レトルトパウチ(常温保存)という形を選びました。
その理由は、「素材そのものの風味と栄養を壊さず、手軽に届けたい」という想いがあったからです。


その分、保存料や安定剤などに頼れないため、殺菌の方法や包装の構造など、提携する工場とのやり取りも一筋縄ではいきませんでした。

「便利なのに、ちゃんと本物」
その絶妙なラインを実現するまで、数百回に及ぶ調整が続きました。

「飲んでみて、感じてほしい」スープの力


RAW SOUPは、ファスティング明けや風邪のときなど、「からだの感覚や味覚が敏感なときに美味しく感じる」というお声を多くいただいています。

調味料に頼らないからこそ、素材の滋味がストレートに伝わる。それは、続けて飲むことで気づく変化でもあると考えています。




たとえば、朝にRAW SOUP REDを飲んで、胃が重くならなかった。夜にRAW SOUP WHITEを飲んで、よく眠れた気がした。RAW SOUP GREENで、いつの間にか野菜不足が気にならなくなった。

そんな、静かな手応えを感じてもらえるスープ。それがわたしたちが目指したRAW SOUPです。

「毎日」に寄り添う一杯を


RAW SOUPは、どんな瞬間も、あなたのからだと心を労わる一杯でありたい。
忙しくても、疲れていても、食べることを“優しさ”に変える存在でありたい。

「自分のために、誰かのために、今日もこのスープを。」

そんな気持ちで、RAW SOUPはつくられています。
ぜひ一度、そのやさしさを、体で感じてみてください。

Instagramやメールでぜひその感想をお聞かせいただけますと嬉しいです。